『シン・仮面ライダー』のBlu-ray&DVDが11月20日に発売されるのを記念したトークショーが15日、都内劇場で行われ、脚本・監督の庵野秀明氏、准監督の尾上克郎氏、アクション監督の田渕景也氏が出席した。

今回のパッケージ化では初回限定特典として、1971放送開始の初代仮面ライダー版をオマージュしたエンディング映像を新撮。作中で仮面ライダー2号/一文字隼人を演じた柄本佑が変身後の姿で出演している。

大河ドラマ「光る君へ」で藤原道長役が人気の柄本だが、多忙な中、3日だけスケジュールをもらうことができたという。尾上氏が「完全に道長さんだよね」と本編の「シン・仮面ライダー」を撮影している時とは全く異なる状況でのエンディング画面新撮を振り返る。

また、ハチオーグを演じた西野七瀬がアクションシーンも奮闘したこと。さらに、変身後のマスクがあまりに小さすぎて他の人では装着できないという、西野の小顔ぶりが分かるエピソードも披露された。

東映による特撮作品に多く関わった尾上氏は、宇宙刑事シリーズの宇宙刑事ギャバン、宇宙刑事シャリバンの思い出も披露。蛍光灯を用いた武器「レーザーブレード」が破損した時に感電してしまったという今では考えられない話や、シャリバンの決め技「シャリバン・クラッシュ」の撮影裏話を語った。

「仮面ライダー」という作品に並々ならぬ情熱を燃やした庵野監督は、今回のパッケージ化(円盤化)を持って、「シン・仮面ライダー」が完結し区切りがついたとも明かした。

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