都知事選と同じ日に行われた、石丸伸二氏が市長を務めていた広島県の安芸高田市の市長選。
結果は、これまでの「石丸市政」に有権者からノーが突き付けられる形になりました。
石丸氏の後任となる安芸高田市長に当選したのは、石丸氏の政治手法を批判していた無所属・新人の藤本悦志氏(51)です。
初当選・藤本悦志市長:
この4年間の(石丸氏の)市政の評価は、人それぞれ色々あると思う。もう市長派とか、反市長派とか、足を引っ張る時代ではありません。
藤本氏は元郵便局長。
出馬表明では、石丸市長時代に悪化した市議会との関係性を改善すると訴えていました。
初当選・藤本悦志市長:
市民の皆さんの声を聞くと、このままでいいのかと、やられたらやり返すのが恥ずかしいとか、『この状況をどうにかしてほしい』というような声をたくさんいただいている。
石丸氏は市長時代、市議たちと激しく議論する様子を市のYouTubeなどで配信。
広島・安芸高田市 石丸伸二市長(当時):
居眠りをする、一般質問をしない、説明責任を果たさない。恥を知れ!恥を!という声が上がってもおかしくないと思います。
石丸氏は市議の1人から裁判を起こされ、3日、市議の名誉を傷つけた賠償金として、市に33万円の支払いを命じる高裁判決が言い渡されています。
市民たちに石丸氏はどのように映っているのでしょうか。
安芸高田市民は「僕は頑張っていたと思っている。(市議からの)質問に真面目に真摯に答えていたところはある」「公衆便所をなくしたり、お金がいるから、公的美術館をなくしたり。YouTubeには石丸さんの良いことしか書かない(出さない)」と話しました。
石丸氏が都知事選で2位と躍進したことについては、「小池さんの次に来るとは思ってなかった。すごくビックリして。個人的には、議員たちとのやりとりにいつも注目をして、どうしてもっとうまくできないのかと、もどかしさをいつも持っていた」といった声が聞かれました。
石丸氏は今後の政治活動について、「まだ決めていない」としつつも、岸田首相の選挙区である広島1区への出馬の可能性について言及しています。
FNNプライムオンライン
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