元乃木坂46で女優の深川麻衣と、岸井ゆきのが12日、都内で行われた映画『愛がなんだ』舞台あいさつ付き完成披露上映会に出席。NHKで放送中の連続テレビ小説『まんぷく』で姉妹として共演している岸井と深川。同作では親友を演じる2人が撮影現場での仲良しエピソードを明かした。

 岸井は「『愛がなんだ』の方を先に撮っていたんですけど、その時は結構なハードスケジュールだったので、あんまり話す時間無かったよね」としみじみ。「『まんぷく』で一緒になってやっと話せたみたいな感じでしたね」とにっこり。それに対して深川は「(岸井と)ご飯も一緒に食べたりとか前室でも話す時間がたくさんあったので」と朝ドラを通して仲を深めたことも語った。

 映画の原作は『空中庭園』で直木賞を受賞した角田光代氏が執筆した恋愛小説。好きになってくれない男性を一途に追いかける主人公・山田テルコを岸井、テルコが一方的に想いを寄せる田中マモルを俳優の成田凌が演じる。

 映画を見た岸井は「完成したという嬉しさと、こうなると思わなかったというシーンも編集で変わっているところもあった。映画を楽しんだなという感じがしました」と感想。あいさつに同席していた成田は「初めて見たのは編集室。編集室に行って、音付けのときとかに冗談で口出しして。単純に最近、見た映画の中で一番、おもしろいなと思いましたね」と手応え。

深川は「結構、客観的に見ることができたんですけど、やっぱり私が女だからか、テルちゃん(岸井)に感情移入して見てて、胸が苦しくなっちゃうようなシーンもたくさんあった。逆に正解が無い分、難しく考えていたのを見終わった後にシンプルにしてくれる作品だなと感じました」と率直な感想を語った。

 そのほか、俳優の若葉竜也、今泉力哉監督が出席した。

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